オルメテックはアンギオテンシン受容体拮抗薬(ARB)に分類される高血圧治療薬です。同じARBに属する高血圧治療薬としては、ミカルディス、ブロプレス、ディオバンが挙げられます。オルメテックの有効成分オルメサルタンはレニンーアンギオテンシンーアルドステロン系と呼ばれる血液循環の調節を行う機構の働きを阻害します。これによって尿量増加に伴う、循環血液量の減少、交感神経系の興奮抑制によって血圧が低下することが期待できます。
このオルメテックはアテローム性動脈硬化症の治療において重要な役割を果たします。アテローム性動脈硬化症は血圧上昇などによって傷ついた血管壁にコレステロールなどが付着し、それが固まりとなって石灰化し、動脈硬化や血管狭窄を引き起こします。オルメテックによって血圧を下げることによって血管壁を傷つけにくくし、動脈硬化の進行を抑制する他、血管拡張効果もあるため、動脈硬化の起こっている血管狭窄部の血流を確保できます。このようにしてオルメテックはアテローム性動脈硬化症の治療に役立っています。
また高齢者に対するオルメテックの投与に関してですが、オルメテックは副作用が少ないことも特徴の1つです。添付文書上にも65歳未満の非高齢者と65歳以上の高齢者への投与を比較した時に副作用発生頻度に差は見られなかったと記述されており、科学的に証明されています。また薬物間相互作用も起こしにくい薬なので、高齢者でも安心して使用できます。また臓器保護作用があり、糖尿病や高コレステロール血症など心疾患、腎不全の合併リスクがある方に対しては、その合併症を予防する効果もあり、他の疾病を併発している方にはメリットのある薬となっています。