高齢者に多い動脈硬化は、脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な疾患を引き起こす原因となるため、予防や改善に努めたいものです。
その中でアテローム性動脈硬化症は大動脈や脳動脈、冠動脈などの太い血管で起こる動脈硬化です。
血管内に発生するアテロームとは、コレステロールや中性脂肪、細胞の死骸などから構成されるドロドロした粥状の塊のことで、アテローム性動脈硬化症はこのアテロームが肥厚することで、血管が狭くなって血流が滞ったり閉塞したりする危険性が出てくる疾患です。
動脈硬化には3つのタイプがありますが、高齢者に起こりやすい中膜硬化や細動脈硬化などと違って、アテローム性動脈硬化症は動脈壁が何度も損傷を受けることで起こり、その損傷を引き起こす危険因子は高血圧やタバコの煙、糖尿病、LDL(悪玉)コレステロールの値が高いことなどなので、若い人でも注意が必要となります。
動脈硬化を改善するためには禁煙や運動不足の解消などとともに高血圧の治療も必要になります。
オルメテックは血圧を下げる作用がある薬なので高血圧症の治療に利用されています。
オルメテックはアンジオテンシンII受容体拮抗薬に分類され、心不全などの心臓病や腎硬化症、糖尿病性腎症などにも有効とされています。
オルメテックの特徴は、従来のACE阻害薬に多く見られる、咳の副作用がほとんど無く、長期維持療法に適していることです。
高齢者がオルメテックを使用する場合は、少量から使いはじめるなどの注意が必要となります。
他にも、妊娠中は使用出来ないことや、糖尿病があって別の高血圧の薬であるアリスキレン(ラジレス)を飲んでいる人も使用を控えるべきなど、服用するにあたって注意するべき人や飲み合わせに注意するべき薬があるので、オルメテックは医師の指導のもとで使用することが求められる薬です。